【簡易レビュー】戦場のヴァルキュリア4

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概要

ジャンル:ターン制SLG、アドベンチャーRPG

ゲームモード:シングルプレイのみ

クリア時間:40~45時間

難易度:基本2段階(EASY、NORMAL)

ロード回数:少ない

ロード時間:短い(2~7秒)

セーブ:オートセーブなし、手動セーブのみ、スロット数制限なし

周回時の引継ぎ要素:なし(事実上チャプターリプレイ形式である為、クリア済のデータでも全てのシーンをリプレイ可能)

その他

・クリア後には難易度HARDのエクストラステージが追加される。

・本体への負荷は低め。

 

システム

主人公クロード・ウォレスの手記を読み解く形でゲームが進行する。

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〇手記(ブックモード)
実質的なチャプター選択画面。パート化された各シーン(ADVパートとSLGパート)を交互に繰り返しながら、ページを繰って行き、ゲームクリアを目指す。

・このブックモードの中に全てのゲームシステムが統合されており、UIは極力シンプルに見える様にデザインされている。

 

〇ADV
・会話を中心としたカットシーン。

・スキップ可、字幕のオート表示なし。

・1パートのボリュームは控え目。会話以外にもムービーが導入される個所あり。やや呑気過ぎた1作目に比べて、キャラクターの言動には一定の緊張感が保たれている。

・全体的な世界観は、近代戦争をモチーフにしながら、近代以前の中世的雰囲気がギリギリの所まで落とし込まれている。ミリタリーとファンタジーの比率は、体感で7:3位。

 

SLG
・初見でも慎重にプレイすれば、クリアは容易。

・クリア時、ターン数に応じて評価が下され(S~C評価)、評価に応じて、経験値・クレジットが支給される。戦果や損害などは評価に加味されない。

・連続攻撃すればこちらのユニットをキル出来る状況でも、1回の攻撃で終わらせたり、CPが残っている状態でもターンを終了する等、敵の反撃はやや淡泊な印象。

・ミッション中のセーブ&ロード可(回数制限なし)

・リプレイアビリティ→レベルアップによって難易度は徐々に低下する為、積極的な縛りプレイの導入で歯応えが出始める。(セーブ回数の制限や特定キャラ・兵科・装備の禁止など)

・ミッションの比率(体感)=大規模な会戦5:局地戦5

・キャリーや直接指揮(後述)の存在により、大規模な部隊を運用するストレスは減少した。

 

〇メニュー画面(主に訓練開発)
・レベルアップやカスタマイズはここに集約されている。

SLGパートで取得した経験値・クレジットを使用して、部隊の強化、装備開発・変更を行う。

・訓練開発画面へのアクセス頻度は多いが、演出優先の為、テンポはあまり良くない

 

〇その他
・遊撃戦闘・・・特定のミッションをスカーミッシュモードでリプレイ出来る。遊撃戦闘専用のミッションあり。

・隊員断章・・・主要キャラ以外の隊員達が主人公のエピソード+ミッション。一定の条件を満たすとメニュー覧に追加される。クリアすると、専用のポテンシャルが追加されたり、バッドポテンシャルが改善される。

隊員断章では隊員達の個性が丁寧に描かれる為、クリア後はゲーム的なメリット以上に、キャラクターへの愛着を持ってプレイ出来る様になる。モブキャラを記号的なパラメーターの集合体では無く、一個の人格を付与した立派なキャラゲーに昇華させる極めて肯定的な要素でもある。

 

SLGパート

〇基本f:id:LINER03:20180517121948j:plain

部隊の中からユニットを出撃拠点に配置。歩兵戦車(主人公が搭乗)、装甲車で戦闘を進める。

毎ターン与えられるCP(コマンドポイント)を消費して戦闘を進める。基本は1ユニット1回の行動につき、1CP消費。

※CPが0になるとターン終了。CPが残った状態でターンを終了する事も可能。残ったCPは次ターンに持ち越される。(最大20CP)

メニューからセーブ&ロード、勝利・失敗条件の確認、オーダーの利用(後述)が可能。

・ミッション毎に定められた目標(敵拠点の占拠や、味方ユニットによるゴール地点への到達など)を達成するとミッションクリア。 同じく設定された失敗条件(特定ユニットの戦死、味方の拠点を占拠されるなど)を満たすとミッション失敗。

・ユニットを選択するとアクション画面に移行する。

 

〇アクション画面f:id:LINER03:20180517123358j:plain

兵科毎に定められたアクションポイントを消費して移動。

移動時、敵ユニットの視界+射程に入ると反撃を受ける。視界の広さは兵科によって異なる。

※敵のターンも同様に、味方ユニットの視界に入った敵ユニットには自動で迎撃が行われる。

R1でターゲットモード(TPSモード)に移行。

 

『ターゲットモード』f:id:LINER03:20180517125322j:plain

右スティックで狙いを定める。攻撃時の部位(胴体or頭部)、距離、武器によって撃破に必要な弾数が変化する。

□ボタンで装備を切替、攻撃or回復。(1回の行動に付き、どちらかのみ

※敵の射程に入った状態では、攻撃後に反撃を受ける(一部の兵科は反撃不可)。味方の反撃は自動で行われる。攻撃・反撃共に一定の確率で回避する(される)。

不意打ち(視角外からの攻撃)は回避を無効化する。

・×ボタンかタッチパッドで行動終了。

・同一ターンで同じユニットを複数回選択する事も可能。選択を繰り返すと、アクションポイントの量は減っていく為、移動距離は徐々に短くなって行く。

・特定の地形でしゃがみ・匍匐が可能、回避率・防御力が上昇する。

・ユニット選択後のキャンセル、及び移動・行動のやり直し不可

 

〇ユニット・兵科一覧

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戦車
徹甲弾榴弾、機銃を装備。
対装甲・対歩兵に万能の攻撃力を発揮するが、弱点のラジエーターを攻撃されると大ダメージを受ける。敵機関銃のダメージは無効化される為、歩兵の盾として利用する事も可能。

装甲車
機銃を装備。
戦車と比較して攻撃・防御に劣るが、アクションポイントが多く、一度に長距離を移動出来る。加えて、キャリー機能により歩兵を輸送出来る(最低2名~)為、ユニットを効率良く移動させる事が出来る。 機銃は歩兵相手なら強力。

偵察兵
ライフル、グレネード、回復薬を装備。
攻撃力は低いが、歩兵の中ではアクションポイントが最も多く、長距離を移動出来る。

突撃兵
マシンガン、グレネード、回復薬を装備。
対人攻撃に優れ、俊足の為、被弾率も低め。

対戦車兵
対戦車槍(対戦車ランチャー)、回復薬を装備。
HPと防御力は高いが鈍足の為、被弾率が高い。対人戦闘は苦手。

支援兵
ライフル、グレネード、蘇生・回復薬、修理工具を装備。
偵察兵の簡易版+瀕死状態の味方の蘇生(その場で戦闘に復帰させる事が出来る)+戦車の修理が可能。
その他、弾薬補充、破壊されたトーチカの修理、地雷の撤去が可能(1回の行動で何度でも可能)。

狙撃兵
スナイパーライフル、回復薬を装備。
HSを駆使すれば遠距離から一方的に敵を倒せるが、アクションポイントが少なく、予備弾薬には限りがある為、他兵科に比べて運用に制限が掛かり易い。

擲弾兵
携帯用の擲弾砲、回復薬を装備。
戦車並みの攻撃力を誇り、歩兵である事+曲射型の武器を装備している為、戦車が侵入出来ない場所でも戦闘可能+遮蔽物越しや屋上の敵にも対応可能だが、アクションポイントが少なく、装備重量により鈍足。武器展開にも時間が掛かる為、真正面からの戦闘には弱い。

 

〇ユニット・兵科その他 
・ユニットのHPが0になると瀕死状態になり、そのまま3ターン放置か敵ユニットに接触されると戦死。部隊から消滅する。(ゲームクリア後に復帰可能)

・味方ユニットが接触すると衛生兵を呼ぶカットシーンが入り自動的に撤退。次ターンで再出撃可能。

・車両が破壊された場合、搭乗員は戦死扱いにならないが、即時撤退する。

・ユニットにはレベルの概念があり、訓練開発→訓練場でミッションクリア時に取得した経験値を消費して、兵科毎にレベルアップさせる事が出来る。一定以上のレベルに達すると、兵科がクラスアップし、専用の武器がアンロックされる。

・主要キャラを出撃させるとCPが追加される為、1ターンでより多くの回数を行動出来る。

・主要キャラとリーダーに指名したモブ隊員(1名)は、直接指揮が可能。最大2人のキャラを随伴移動させる(1CPで3名を移動させる)事が出来る(1ターンにつき1回、次ターンへの持ち越し不可)。

・全ての隊員はポテンシャル(バフスキル)を持ち、一定の確率か特定の条件下で発動する。ポテンシャルにはプラス効果とマイナス効果を持つものがある。

・主要キャラ以外の隊員は、行動を繰り返すと階級が上がり、ステータスも上昇する。 

 

〇オーダーf:id:LINER03:20180517151826j:plain

CPを消費して、ユニットのステータスを一時的に上昇させる事が出来る。その他、回復や救助なども可能。

 

〇シップオーダーf:id:LINER03:20180517160044j:plain

中盤以降に登場する巡洋艦を利用したオーダー。

「レーダーによる索敵」「艦砲射撃」「全歩兵の回復と瀕死ユニットの救助」「破壊され撤退した車輌の復帰」の4種。

CPとシップオーダー専用のポイントを消費する。

 

操作性、オプション

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ボタン配置の変更不可 

・カメラ→アクション画面でのフリーカメラ、照準の2種類(感度0~100、1単位で変更可)

・カメラ、照準ともに上下左右反転可

・敵ターンの高速化可(敵ユニットの移動速度が高速化する。体感では通常時とあまり変わらない。)

・音量はオンオフの一括変更が無く、1目盛りずつの変更+決定時に必ずセーブ画面に入る為、カスタムサントラを頻繁に使用する場合は難あり。

 

スクリーンショット

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